坂道Diary

旅と本が好き

台湾朝ごはん

この頃、台湾の代表的な朝ごはん鹹豆漿(シェントウジャン)を作るのにはまっています。作り方は簡単。干しエビとザーサイに、お酢、しょうゆ、オイスターソース、鶏ガラスープの素などを入れて、あっためた豆乳を加えるとおぼろ豆腐のようになる。最後に小ねぎを散らすとおいしい。本当はそれに、揚げパンのようなものを漬けて食べるのだけど、家ではバケットで代用しています。

 

これは台湾で食べた鹹豆漿。

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(写真を入れたら良い感じの見栄えになるかと思ったけど、その場合この写真ではなかったですね。)


台湾には、数年前に両親と行きました。台湾という行先は母のリクエスト。親孝行のつもりで張り切ったけど、マイペースな両親には振り回されっぱなし。道端のパスタ屋さん、そのへんのフードコート、などで何食か費やしてしまい、おまけにお腹いっぱいだから甘味処は行きたくない、とスイーツも食べれず、なかなか食を満喫できずに終わった旅でした。

それもまた両親との貴重な思い出ではありますが、台湾はいつか絶対にリベンジせねばと思っている次第です。

 

鹹豆漿は、食べてもこんな味だったか全く思い出せないけれど、世界の朝ごはんを食しているというだけで異国の気分に浸れてなかなか良かった。

 

ワクチン

ワクチン2回目を打って2週間が経った。現時点で考えうるゴールを通過したわけですが、さてどうしよう。

 

とりあえず記念に、一回目と二回目の副反応について書いておくこととする。と言っても、一回目は微熱すら出なかったので二回目だけですが。

 

ワクチン接種から12時間後に熱が出ると聞いていたが、本当にきっかり12時間をめがけて熱が上がっていったので驚いた。38.5℃。普段熱など出ないのでちょっとしたお祭りである。熱自体はそんなにつらくないけど、悪寒がひどく、スウェット上下を引っ張り出し着て寝た。あとは、脚から力が抜け歩くときにふわふわする不思議な感覚。そして翌朝には治っていた。周りの話を聞いていると二日間続く人が多いようなので、これから打つ方がいたら食べ物は買い出ししておくのがおすすめです。

個人的に一番役立ったのは冷えピタ。頭を冷やせると楽に眠りにつける気がしました。あと、ポカリはせっかく用意したので記念に飲んでおいた。

ちなみに打ったのはモデルナです。ご参考まで。

 

緊急事態宣言が明けたら3年ぶりに実家の親に会いに帰ろうかなと思うわけですがまだ迷います。とりあえずガンガン期限切れが到来しているマイルを使う算段を立てようと、ANAの特典航空券の予約ページをチェックしたところ、意外と埋まっている10月11月の土日の便。皆考えることは同じなのだろうか。

まずはこのまま感染者数が落ち着くことを祈るばかりです。

 

ビール

私はお酒が好きだ。と思っていた。

しかし、コロナ禍で飲み会もなくなった今、家でお酒を飲むこともなく、私は飲み会が好きだったのであり、お酒が好きなわけではなかったのだなという気付きを得ていた。そこへ最近、新たな発見があった。

 

この頃お気に入りの休日の過ごし方として、家で旅に浸る、というのがある。どこかの国の民謡をBGMに、ガイドブックや旅の本を読み、何か世界っぽいものを食べるというただそれだけのことなのだが、ある日飲み物をコーヒーではなくベルギービールにしてみたら、それだけでもうものすごく浸れて、嘘みたいに毎週飲んでいる。(そんなに詳しくないけど、お気に入りはCHIMAYとDUVEL。)

つまり発見とは、私はシチュエーション、雰囲気、の中で飲むお酒が大好きということ。確かに、自分が一番好きなのは、海外に行ったときに飲むその土地のビールかもしれないと思い当たったりした。小さいことだけど自分の好みを改めて知るのは面白い。

 

余談だが、ベルギーは日本企業が多いのか、私の周りで数人が赴任している。海外に駐在するのはとても大変なことと思うので、羨ましいとは言い切れないが、やはり気軽にヨーロッパ各国に旅できる環境というものには憧れる。ちなみにベルギーではワクチンパスポート(もちろん紙でない)が発行され、ヨーロッパ内は自由に移動できる模様。

早く私もどこかへ旅立ちたい。そしてその土地のビールを飲みたいものだ。

日記エッセイに触発されてブログを始める

はじめまして。よいと申します。都内在住、アラフォーの会社員です。

 

コロナ禍、ステイホームにおいて、最近小川糸さんの日記エッセイを読み漁っており、日記っていいなと思いました。日記エッセイって、著名人が綴るから面白いんだろうということはわかっていつつ、私もWeb上で日記なのかエッセイなのかを書いてみることにしました。

 

普段、エッセイはそんなに読まないほうだったのですが、最近、旅に出たい気持ちが盛り上がりすぎて、でも行けないことはわかっているので、旅エッセイをけっこう読んでいたんです。益田ミリさんとか原田マハさんとか。

そんな中で、小川糸さんの「たそがれビール」に出会い、日常と非日常のバランスが自分に一番合っているし、ちょっとした旅気分もすごく良いなと虜になっているのでした。

 

でも意外にも一番印象に残っているのは、行ってみたいと思っているモロッコの話でも、小川糸さんが大好きなベルリンの話でもなくて、糸さんの一番年下のお友達、5歳(当時)のららちゃんのこと。ららちゃんのことを対等なお友達として、馬が合うと言っているのも好ましいし、二人で資生堂パーラーでデートしているエピソードもきゅんとくるし、でも大人としてららちゃんのことを温かく見守っている感じもあって、そこがとてもすごく良かった。

糸さんはほかにも、クラシックコンサートの会場で会った方とお友達になったり、お友達づくりが上手。私は友人と呼べる人間は少ないうえに、同世代ばかりなので、幅広くお友達をつくっている糸さんのことを尊敬する。と同時に少し自分の世界を広げたいなと思う本でした。

 

というわけですっかり、糸さんのエッセイのファンになった私。他にもたくさんのエッセイを出していると知り、順番に読んでいるところです。その話はまた今度。

これを読んだ方もよければ小川糸さんのエッセイを手に取ってみてください。